朝4時のマインクラフトを、止めない
「ゲームは一日一時間」を、わが家はやめました
朝4時。廊下の先から、小さな音がします。
そっとのぞくと、長男が、暗い部屋の画面の前に座っています。目覚ましもかけずに、自分で起きて、マインクラフトを開いている。
「ゲームは一日一時間」「朝からゲームなんて」。世間の常識で言えば、ここは止める場面だと思います。
でも、わが家は、止めません。
止める前に、画面の中を見てほしい
長男が作っているものを、のぞいたことがあります。
そこにあったのは、週末のお出かけで見た、お城でした。石垣の反り、天守の屋根の重なり、門の位置。記憶だけを頼りに、ブロックを一つずつ積んで、再現している。お城の次は、駅。その次は、タワー。出かけた先で見た建造物が、次々と、彼のワールドに建っていくんです。
この子は3歳まで、言葉を話しませんでした。その子がいま、目で見たものを、頭の中に保存して、立体で組み直している。
これを「ゲームばっかりして」の一言でくくるのは、私にはもう、できませんでした。
宿題は進まないのに、なぜ朝4時に起きられるのか
正直に言うと、長男は宿題が進みません。算数が苦手で、机の前でぐずぐずして、見ている私のほうが疲れてしまうほどです。
その同じ子が、マイクラのためなら、誰に起こされなくても朝4時に起きる。
やる気の問題じゃ、ないんですよね。人は、夢中になれるものには、勝手に起きる。夢中になれないものには、どれだけ言われても、腰が上がらない。大人の私たちだって、同じじゃないでしょうか。
だったら親の仕事は、夢中を取り上げて宿題に向かわせることより、まず、夢中が存分に燃える時間を守ることなんじゃないか。わが家はそう考えて、「止めない」を選びました。
「依存になりませんか?」と聞かれます
この話をすると、必ず心配されます。目が悪くなりませんか。依存になりませんか。ルールはないんですか。
わが家にも、線はあります。ただしそれは「一日一時間」のような時間の上限ではなくて、暮らしの順番です。夜は寝る。ごはんは食べる。外で遊ぶ日は、外で遊ぶ。その枠の中でなら、朝4時に起きてやるぶんには、止めない。
面白いことに、取り上げないと、執着って薄まるんです。砂場に夢中な日は、マイクラを開きもしません。「いつでもできる」が保証されているから、しがみつく必要がない。禁止こそが、渇望を作るのかもしれません。
それでも心配は尽きないのが親です。視力は定期的に診てもらっていますし、この判断が正解かどうかは、正直、まだ分かりません。わが家の実験の、途中経過です。
夢中は、才能の入り口
前に、「種は生まれつき」という話を書きました。生まれ持った種が咲くかどうかは、環境しだい、という話です。
長男の種は、たぶん、目で見て、形にする力です。それが今、たまたまマインクラフトという土で芽を出している。土がゲームだからといって、芽を摘む理由には、ならないと思うんです。
朝4時の画面の光は、親から見れば心配の種かもしれません。でも、本人にとっては、夢中の火です。
火は、消すより、燃やしきらせたい。
みなさんの家の「止めるべきか、迷っているもの」、何かありますか?
今日も、楽屋裏から。
ちっくん



ちっくんさん、こんにちは!
私は、夜中に起きてこっそりされるより、朝早起きしてやってくれる方がいいかなと思っています☺️
ゲームのお約束は家庭によって様々なので難しいですよね。
うちは以前、LINEのスマホ使用制限を厳しくしすぎて、こっそり使用時間延長?みたいなのをされていたことがありました😨
ちっくんさん、はじめまして!
夢中の先にある力を信じて待つのは、簡単そうで一番難しい親の役目ですね..!
とても考えさせられました🌱